高校野球から学んだ「誠実」と「信頼」

皆さま、こんにちは。

社会福祉法人アイ・ティ・オー福祉会 統括施設長の伊藤です。

日頃より、当法人の運営にご理解とご支援を賜り、心より感謝申し上げます。また、地域の皆さまには、いつも温かく見守っていただき、誠にありがとうございます。

先日、母校である鈴鹿高等学校硬式野球部の試合を応援するため、球場へ足を運びました。

23年前、私もこのチームの一員として2年半を過ごし、主将として仲間とともに白球を追い続けていました。青春のすべてを野球に注ぎ込んだあの時間は、今でも私の人生の原点です。

母校の校訓は「誠実で信頼される人に」。

そして、監督をはじめ指導者の方々から、何度も繰り返し教えられた言葉があります。

「野球人である前に、社会人であれ。」

厳しい練習の日々の中で学んだのは、野球の技術だけではありません。礼儀や感謝の心、仲間を思いやる気持ち、責任を果たすこと、そして「誠実」と「信頼」の本当の意味でした。野球を通じて社会学や人間学を学ばせていただいたことは、今の私の仕事や人生の礎となっています。

卒業してからも、毎年球場へ足を運び、後輩たちを応援しています。ひたむきに白球を追いかける姿を見るたびに、自分自身の高校時代が重なり、胸が熱くなります。

そして今、私自身も福祉の現場で指導者という立場になりました。あの頃、監督や部長、コーチが私たちに語りかけてくださった言葉を、今度は私が職員へ伝える立場になっています。人を育てる難しさや責任を感じるたびに、学生時代に受けた教えの大きさを改めて実感します。

今年のチームは惜しくも敗戦という結果になりました。しかし、3年生にとってチームスローガンである「準備・考動・徹底」のもとで仲間と過ごした2年半は、勝敗では決して測ることのできない、かけがえのない財産になったことでしょう。

1・2年生の皆さんには、この悔しさを力に変え、勝負の厳しさを胸に刻みながら、次の大会に向けてさらに努力を重ねてほしいと思います。

暑い日が続きますが、全国の高校球児たちが最後まで全力でプレーできることを心から願っています。

私も原点を忘れることなく、「誠実」と「信頼」を大切にしながら、福祉という舞台で人づくり・組織づくりに励んでまいります。